税務を中心に最近気になった点をできるだけわかりやすくご説明します。

医療法人の事業税

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医療機関の事業税は社会保険診療報酬に関しては非課税とります。

個人の場合は簡単なのですが、法人の場合は算定の仕方が各都道府県により相違があり、静岡県においては平成27年3月改訂前は経費配分方式しか認められていませんでした。

この経費配分法式が中々面倒で私の場合はいつものように最初にExcelに一度しっかり覚えてもらって年々改良を重ねて決算データを入力するだけで概ね計算できるようにしています。

一度、Excelで骨格を造りその際に条文や取扱をシートに記録・反映することで仕組みを理解して、その後は、改訂、改良をしてシートを洗練していくようにしているのです。


静岡県に於いては、平成27年3月31日以降終了事業年度からは、経費配分方式に加え所得配分方式が選択できるようになりました。

これまでの経費配分方式の場合は、欠損法人の場合でも事業税は所得金額が生じるという変な結果となるケースもありましたが、所得配分方式では、欠損金を配分するのでかならず事業税の所得も欠損金となるようになったのです。

また、経費配分方式より所得配分方式の方が書類も少なく簡単で、多くのベンダーでも標準的に採用(東京法式)しているという点で良い改訂だということになります。

ところが、一見よい改訂のように思われますが、実は、この「選択」という点が結局のところ両方の法式で計算して有利選択をしなければならないことになるのです。
税理士の見方は有利選択が基本で静岡県も選択を認めています。

つまり、従前の面倒な経費配分方式に加えてあらたに所得配分方式で計算するという手間が増えたということになります。


社会保険分の医療収入金額とその他の収入金額は所得配分方式も経費配分方式でも共通する項目であるのでExcelを使っていると、ちょちょいのちょいで有利判定をして添付書類も表示切り替えするなんてことも簡単にできてしまうのです。

手書きでやらないと仕組みが分からないというのは当然ですが、Excelでも同様の事を少なくとも1度は行っています。

手書きの場合はその後毎回手書きするので確かに忘れ難く手で覚えると言う感覚も有りかも知れません。ただ、時間は係るし計数の間違いも避けられません。記憶に頼った手書きは間違いの元ともなります。

Excelによる場合は、記憶に頼った間違いや計数の誤りは殆どありません。手入力なんて殆ど必要ありません。会計ソフトからCSV出力してそのデータをコピペするだけです。

難点としては、そのシートを長く使うと仕組みを忘れてしまい、記憶に頼った手書きは全く不可能となる点です。また、今回のような改訂があると改訂前と改訂後の仕組みを比べながらシートの改良作業が必要で時間も係ります。(ちょちょいのちょいは誇大表現です。)

どっちが良いのかは一概には言えませんが、正確なExcelシートを私は支持して使いたいと思っています。


法人事業税における医療法人等の所得算定方法の変更について(ふじのくに)
https://www.pref.shizuoka.jp/soumu/so-140/20150304.html

タビスランド
https://www.tabisland.ne.jp/explain/iryo/iryo1_06.htm



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